快楽なくして何が人生 団鬼六

快楽なくして何が人生 (幻冬舎新書)

快楽なくして何が人生 (幻冬舎新書)

この人のポルノはあまり読んだことはないけど、
真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫)

真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫)

は面白かったな。破滅人間の典型的な話で。

で、氏は闘病中でもはや延命治療も拒否している様子。というわけではないけど絶筆に近い感じの内容だった。自分はこの歳になって快楽かぁ、と考えはしてみたものの身もだえするような快楽はまだ味わってないなと思う。氏は本著で愛人を作れと言っています。これはある例だと思いますが、要は禁忌なものに対して臆せず突っ込んでいけるかどうかでしょうか。やったもん勝ちではなくてやってみる勇気でしょうか。あんまり人生に対してまじめに考えたり、なにか意味を見出すような感じで働いても仕方ないのかも。
本著とあわせて池波正太郎

おもしろくて、ありがたい (PHP文庫)

おもしろくて、ありがたい (PHP文庫)

とかを読むと結構行間が補えます。