シュミレーショニズム 椹木野衣

このひと、結構くだらないことをまじめに書いているところが良いです。
ずいぶん昔に「ヘルタースケルター」って本で、現代美術としての観点からのヘヴィメタルを紹介していて、変わってるなぁというか、くだらないなぁと印象がありました。当然ですが、私としては「くだらない」というのは大変な褒め言葉として使っています。

で、このひと自身もやはり現代美術を実践しおり、本著でも出てきますが自分の精液を液体窒素で凍結し展示したりとか、かなりくだらないことをやっています。
くだらなさの本質を徹底的教えてくれます。
ジェフ・クーンズの「メード・イン・ヘブン」か。日本の美術館でやってくれませんかね。

シミュレーショニズム (ちくま学芸文庫)

シミュレーショニズム (ちくま学芸文庫)