バンディッツ エルモア・レナード

バンディッツ

バンディッツ

Bandits

Bandits

読了。
あとがきにも出ますが、レナードにしては珍しく社会情勢を加味した物語になっています。あわせて「タッチ」で出てきた宗教がらみの話もうまくブレンドされています。がしかし、そこはレナード。個性のあるキャラが織り成す各々の時間と場面を、うまく紡いで話をつなげていきます。で、面白かったのがその登場人物の関係性でしょうか。フランクリンは最終的に名前の通りの活躍だし、ジャックは悩める子羊だったのかも。勿論その間には元シスターのルーシーが居ます。しかしなー、今回はエンディングがいまいち。ニヤリとはする最後ですが、あれじゃカレンやロイのキャラが少しぼけてしまっている感じがします。うーん、書いてる途中でレナードさん、フランクリンが気に入ってしまったのだろうか。相変わらずルーシーはシスターのままのような気がするし。
とりあえず、まぁ映画化してくれ。タランティーノ、映画化の権利もってるんだろ。読んでてジャックの顔がジョージ・クルーニーに思えて仕方なかった。

次は「キルショット

キルショット

キルショット

Killshot

Killshot