2006年公開の
キム・ギドクによる13作目の監督作品。「弓」に続き観るのは2作品目。本作品ではいわいる韓国の美容整形事情をルポ風味で撮っている感じ。最期までファンタ
ジーになることなく、むしろ丁寧に時間
*1を撮っている感じがした。この映画では一組の
カップルの間にいる美容整形外科医の存在が非常に気になった。まるで、神や悪魔のように振舞うその姿に、韓国の人たちが(当然世界中にいるであろう整形をくりかえす人たちもあわせてだが)右往左往しているのでは、と考えさせられた。決まり文句のようだけど、
キム・ギドクには韓国内の批判や冷遇に負けず、現代の告白者として今後も作品を作り続けてほしい。