Lords Of Chaos

ブラック・メタルの血塗られた歴史 (Garageland Jam Books)

ブラック・メタルの血塗られた歴史 (Garageland Jam Books)

もう10年以上前になるでしょうか、「Loads Of Chaos」をはじめて見たのは。当時、それに前後して私はノルウェーで起きたことをいろいろとある人から聞いたり、運よくSlayer Magazineを何冊も読むことができたりで、なんとなくは知っていたので、英語版だしまぁいいかとスルーしていました。
こうして、日本語翻訳版が出たのですが、私の未熟な英語読解力を補ってくれるに十分な情報が詰まっており、音楽としてのブラックメタルの成り立ちから、犯罪心理学など多角的な分析がされている立派な本であることに改めて驚きを隠せないです。ヴァーグ・ヴァイカーネスもそろそろ出所ということで、ブラックメタルファンはもちろんですが、全エクストリームミュージックファンは必読の書でしょう。

あれ、原題が「Lords Of Chaos」なんだけど、翻訳本の表紙は「Loads〜」になってるな。